令和2年の2月、大阪市城東区の「ゆりかご第二保育園」で
給食を食べさせていた男の子がのどをつまらせ亡くなるという事故がありました。

この痛ましい事故の原因となったのが

制限時間内に全て食べきる」という暗黙の了解があったことです。

 

余りにも身勝手なルールにSNS上では「意味が分からない」、「ひどい」
といった声が多く集まっています。

お昼ご飯くらいゆっくり食べさせてほしいと思うのに
なぜこのような謎のルールがあるのでしょうか。

 

 

 

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ゆりかご第二保育園事故の原因は「給食の制限時間」!

今回の事故が起こったのは令和2年2月のことです。

大阪市城東区にある「ゆりかご第二保育園」で保育士に昼食を食べさせられていた
当時1歳2ヶ月の男の子が食べ物をのどに詰まらせて亡くなりました。

 

この事故について大阪府警城東署は9月20日に業務上過失致死の疑いで
園長(59)と元保育士(27)を書類送検しました。

給食をほぼ強引に食べさせられたことによって起こっているため
今回の事故の悪質さがよく分かりますね。

 

そして驚くべきポイントは「給食を制限時間内に全て食べきる
という暗黙のルールがあったということです。

 

男の子に給食を食べさせていた元保育士は

「時間内に食べきってほしかったので、口の中にリンゴがある状態でハンバーグも食べさせてしまった」

ライブドアニュースより引用

と語っています。

 

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保育園の謎ルールに疑問の声

給食を制限時間内に全て食べきる」という保育園の運営優先のようなルールにSNS上では
困惑と批判の声が多く集まっています。

SNS上でのコメント

  • なぜ時間制限を設けているのか分からない…
  • 1歳でそんな早く食べられる訳じゃないのに
  • 口の中に残っているのに入れるのは大人でもヤバいでしょ…
  • 1歳の子どもに暗黙の早食いルールを課すのは酷だよ
  • 制限時間があるのはキツすぎる

 

今回の事故はSNSでこれだけ批判がある集まるのも納得な事例ですね。

給食の制限時間はどれくらいかは明らかになっていませんが
1歳とちょっとの幼い子どもに対して強引に食事をさせるというのは
いくらなんでもやり過ぎだろうと思います。

 

元保育士の方もなぜ子どもへの配慮ではなく園内のルールを
優先させてしまったのでしょうか。

本当に残念でなりませんね…

 

給食に制限時間というのは必要なのか

ゆりかご第二保育園のニュースを見て、そういえば私も昔似たようなことを
経験したなと思い出しました。

 

私が小学1年生だったころ、給食は40分で必ず食べるという
暗黙のルールというか風潮がありました。

ある日の給食で出てきたのは私が当時苦手だったミニトマト。
食べるのに心の準備が必要で10分以上費やしていた記憶があります。

その時は食べるのが遅かったのかミニトマトを食べるのが給食の時間が
終わるギリギリでした。

先生の「早く食べてねー」というかけ声と周りが食器の片付けをする様子に焦り
一気にミニトマトを口へ放り込んでしまいました。

その時の酸っぱさが一気に襲いかかってくるつらさは今でも覚えています。

 

当時を振り返って思ったのは「給食に制限時間というのは必要なのか」ということです。

小学高学年や中学に上がれば時間制限は必要かもしれませんが
保育園、幼稚園、小学校低学年は食べるに時間がかかる場合が多いので不要だと思います。

 

制限時間があると職員側も焦るかもしれませんが
食べている子ども側も周りの様子を見てそれ以上に焦っています。

 

保育園の仕事はやることが多く常に大変というのはよく分かりますが
せめて食事のときくらいは配慮できないのかと疑問に思ってしまいます。

 

二度と同じような事故が起こらないように保育園側で
しっかり対策を立ててほしいなと心の底から願っています。

 

 

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