「ライギョ(雷魚)」という魚はご存じでしょうか?
ゲームで存在を知ったという人もいるかもしれませんね。
現在ベテランの釣りYouTuberであるリッキーさんがライギョを近所の川に放流した
として視聴者などから大きな批判を浴びています。
外来種である時点で勝手に放流したらダメというのは素人でも分かると思うんですが
どうしてベテランの方が放流してしまったのでしょうかと呆れてしまいます。
今回は放流騒動で話題となっているライギョについてまとめました!
ライギョ(雷魚)ってどんな魚?
ライギョの生態
wikipedia-ライギョ より引用
ライギョという魚は中国、朝鮮半島、ロシア沿海に生息する魚です。
日本にはコウタイ、タイワンドジョウ、カムルチーの3種が生息しているようです。
細長い体とヘビのような頭をしていることから英語では「スネークヘッド」と呼ばれています。
日本と海外では全然名前のニュアンスが違っていて面白いですね!
基本的には小魚を食べるようですが、エビ、昆虫、カエルなども様々な水生生物を
食料としているようです。
肉食で獰猛そうな魚だということがよく分かります。
また体長は120cmに成長する個体もいることから大型の淡水魚になります。
そしてライギョの面白い特徴は魚なのに空気呼吸ができるという点です。
「上鰓器官(じょうさいきかん)」と呼ばれるひだで空気を取り入れ
エラで二酸化炭素を放出するという性質を持っています。
陸上動物のような肺呼吸をしている訳ではありませんが
エラ呼吸だけではないという普通の魚には見られない特徴ですね。
ライギョ(雷魚)という名前の由来は
日本では雷の魚と読んでライギョと言っていますが一体どんな由来があるのでしょうか?
調べて見たところ諸説があり決定的なものはないということですが
広く言われているライギョの名前の由来をまとめました!
- 天候が悪い時に活動が盛んになることや、雷が鳴っても獲物を離さない獰猛な性格をしていること、はたまた嵐の際に地を這って移動するという説もありました。
「模様が雷の柄」、「原産地である台湾での名前が『ライヒー』」
雷にまつわる由来が多いなと思いました。
海外では見た目から名付けられているの対して
日本では生態や性格など内面から名付けられていて
国の違いがはっきり出ていて興味深いですね!
ライギョは放流したらダメ?
ライギョは外来種ではありますが、特定外来生物に指定されていないので
放流したとしても罰則や罰金は特に設けられていません。
ですがライギョは様々な水生生物を食べてしまう獰猛な性格なので
常識的に考えてライギョを放流するのはあり得ないことです。
魚に詳しくない素人でも外来種を適当な所に逃がしてはダメというの
当たり前に分かっているはずです。
今回批判を浴びている「365日釣り 【究極の釣り】Extreme Fishing」のリッキーさんは
- 「まさかそんなことになるとは思わずに、動画をあげた結果があのようなことになってしまいました」
- 「今後はあのようなことがないように、そして不快な思いをさせてしまった皆さん、申し訳ございません」
と謝罪はしていますが、外来種の扱いにあまり配慮をしていなかったという
コメントをしていました。
1人の無責任な行動で在来種の命を脅かし、本来あった環境を
狂わしてしまうことがままあります。
今回の件をしっかり反省してほしいなと思うばかりです。