9月21日の夜に2人の少女が線路内に入り、電車ではねられるという事故が起こりました。
後に事故に遭った少女たちは広島県内の中学生であることがわかりました。
そして運転手からは「2人が抱き合っていたように見えた」と話しています。
事故が起こった詳しい背景は不明ですが、少女たちの状況を考えると
2人には何か辛い境遇にあったのではないかと心を痛めるばかりです。
広島県JR山陽線で女子中学生2人が電車にはねられる
9月21日の夜、広島県東広島市のJR山陽線で10代の少女2人が
線路内に入り電車にはねられ亡くなりました。
その後2人の少女は広島県の公立中学に通っていたということがわかりました。
そして非常に印象的なのは電車の運転手が
「2人が抱き合っていたように見えた」と話していたことです。
おそらく女子中学生たちは2人ともつらい現実に耐えられなくなってしまい
その結果、自ら線路内に入ることを決意したのだと思われます。
なぜ未来ある少女たちがここまで追い詰められなければならなかったのでしょうか?
2人の様子に気づき手を差し伸べてくれる仲間や大人はいなかったのでしょうか?
少女たちが抱き合ってこれから迎える結末を覚悟していたと想像すると
悲痛な思いでいっぱいになってしまいます。
女子中学生2人が経験した辛い境遇とは何だったのか?
今回の事故の状況を考えると、少女たちは学校内で何か辛いことがあった
可能性が高いと思われます。
最近の社会問題的にクラス、部活動などでイジメがあったのでは?
と考えてしまいますね。
もし本当にイジメが原因だったとしたら中学校内でのイジメへの対応を
根本的に見直す必要があると思います。
2人の少女たちに共感の声
この痛ましいニュースを見た人たちからは2人の少女への共感の声が集まっています。
- 多感な年頃で、自分の経験からも自死を身近に感じてしまう。保護者の方、学校の先生、地域の方も、子どもたちに目を向けて、温かく見守ってほしい。
- 中学生の時、とても辛い事が重なり絶望し、死を間近に想像する事が何度もあった。終わらせる方法については、どれも痛みを伴う事をうっすら理解しており勇気が出なかっただけで、精神的にも状況的にも常に危険な状態が続いていたように思う。
- 中学2年生。最近あまり聞かなくなったけれど、一番精神が不安定になる年頃ということを言われて、自殺や事件を起こしたというのがやたらと報じられたことがありましたよね。
周りの大人たちが気付いて手を差し伸べてあげれば、生き続けるという方向に向かわせてあげることもできたのではないかな。せめて二人の魂が安らかに眠れることを祈りたい。
- 大人から見たら中学生の世界って狭い。だから、「今辛くても、もう少し我慢して他の世界見れば希望わくよ」と言いがち。でも、当人にとっては今生きてる世界が全て。今の時代はSNSもあるし、逃げたい世界が逃してくれないのかもね。
中学生になり思春期に入った子どもの精神的な不安定さを指摘し
それを上手に支えていけるように努力することが大事だと説く人が多くいました。
また、現在少女たちと同じ中学生の娘を育てている親が
その精神的不安定さと気難しさから見守ることしかできていないとコメントしており
思春期の子どもを育てる難しさを語っていました。
どのコメントを見ても亡くなった少女たちへの温かい言葉が多く
それだけがせめてもの救いになっていますね。
私も中学生のころ辛い経験を何度もしたことがあります。
特に辛かったのがその辛さを共有したり相談できる人たちがいなかったことです。
今では年をとり困ったときには相談できるようになりましたが
当時は私も思春期だったのか周りに一切助けを求めませんでした。
当時の自分は誰にも迷惑をかけたくないと考え悩みをずっと独りで抱え込んでいました。
今ならすぐに相談するのにと思ってしまうのですが、やはり思春期というものが
何か邪魔をしていたのかなと思ってしまいます。
もしかしたら少女たちも同じような思いで誰にも相談しなかったのかもしれません。
ただ、それでも少女たちの変化に気づきおせっかいと思われるまで介入してくれる
人間がいれば悲劇は防げたのかなと考えてしまいます。
2人の少女たちが安らかに眠れるようご冥福をお祈りいたします。