世界で初めてラーメンでミシュランで星を獲得した「Japanese Soba Noodles 蔦」の
オーナー大西祐貴氏が急死したことが話題になっています。
お店のツイッターでは「飼い猫に噛まれた後日激痛が走った」という
ツイートが投稿されていました。
このツイートから猫に噛まれたことが原因と噂されています。
そしてネット上では猫や犬に噛まれたりすることで発症する
「パスツレラ症」ではないかという予想が出ています。
パスツレラ症とはどんな病気なのでしょうか?
また、猫や犬に噛まれたりした場合はすぐに病院へ行くべきなのでしょうか?
パスツレラ症とは?
世界で初めてミシュランの星を獲得したラーメン店「Japanese Soba 蔦」の創業者
大西祐貴氏が43歳で亡くなると報道されました。
突然の死に驚きを隠せませんが、ツイートを見てみると
「猫に噛まれたことが原因なのか?」と話題になっています。
【訃報】世界で初めてミシュランの星を獲得したラーメン店「Japanese Soba 蔦」創業者の若き天才 大西祐貴氏、43歳の若さで亡くなる
逝去の1週間前に「飼い猫に腕を噛まれて腫れが引かない」とツイートし臨時休業→そのまま亡くなったためネットでは「もしかして猫に噛まれたのが原因では…」と憶測も pic.twitter.com/muqPRX59GH
— 滝沢ガレソ⭐ (@takigare3) September 23, 2022
さらに、猫に噛まれることで発症しやすい感染症として
「パスツレラ症」が挙げられることからこの疾患が注目されています。
猫に噛まれることで発症
パスツレラ症は、パスツレラ菌と呼ばれる細菌による感染症です。
パスツレラ菌は犬で約75%、猫でほぼ100%持っている細菌です。
野良猫でも飼い猫でも関係なく菌は持っていると考えて良いでしょう。
パスツレラ症の感染経路は犬や猫に噛まれたり、ひっかかれたり
口移しでご飯を与えたりすることでも感染します。
感染すると皮膚の化膿が主に起こるようですが
免疫機能が弱っていると呼吸器疾患、骨髄炎、重い場合は敗血症になり
死亡に至る例もあるようです。
パスツレラ症でよく起こる症状は猫や犬によって傷ついた部分が
赤く腫れて痛みが出る「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」と呼ばれる症状です。
9/16 臨時休業致します。
店主、先日の腕の負傷による
腫れが引かず、
調理困難の為、休業致します。
ご不便をお掛けいたしますが、
何卒宜しくお願い致します。— Japanese Soba Noodles 蔦 (@tsutainfo) September 16, 2022
「Japanese Soba 蔦」のツイートでも猫噛まれて負傷したと思われる
腕が腫れたという内容があることから「蜂窩織炎」である可能性がありそうですね。
- 犬と猫はほぼ持っている口内細菌
- 傷ついた部分に炎症が起こり腫れることがある
- 免疫機能が弱っていると重症化することも
噛まれたり引っかかれたりした時点ですぐに病院へ行って
診察を受けた方が良いですね。
噛まれたら病院へ行くべき?
パスツレラ症の治療は抗生物質による薬剤治療が主な治療になります。
市販の薬で治療することはできません。
抗生物質は医者の処方箋が必要になるので噛まれた場合は病院に行く必要があります。
治療は早いうちに受けることが良いとされているので
飼い猫に噛まれたり引っかかれたりした場合はすぐに病院に行きましょう!
それと病院へ行く前に犬猫に噛まれたり、引っかかれたりした所を
石鹸などを用いて入念に洗って消毒するのも大事ですね!
また、猫や犬を飼っている人はパスツレラ症にならないために
常にペットをケアして予防する必要があります。
具体的には、攻撃を受けないように注意ぢてふれあう、爪切りなども日頃から入念に行う
しっかりしつけを行う、口移しはできるだけ避けるなどです。
- 病院でしか治療できないのでなるべく早く受診する
- ツメのケア、触れあい方、口移しをしないなどペットとの接し方に気をつけることが
パスツレラ症への予防につながる