9月16日に沖縄県の市営バスで小学生が置き去りにされたという
事案が起こったことが22日にわかりました。
ただ、小学生は自力で窓から脱出し無事でした。
静岡県の川崎幼稚園での置き去り事件から3週間しか経ってないのに
同様の事案が起こったことに驚きと呆れを感じてしまいますね…
ニュースを見た人たちからは「運転手の職務怠慢だ!」という怒りのコメントが見られました。
確かにそうなのですが、私は怒りに任せて人を責めるというのは
意味がないと思いました。
沖縄県の市営バスで小学生が置き去りにされる
9月16日に沖縄県糸満市の市営バス「いとちゃんミニ」で
小学生が一時置き去りにされるという事が起こりました。
しかし、児童は窓から脱出し事なきを得ました。
命に別状がなく本当に良かったです。
児童は取り残されたときに母へ電話し母の指示でクラクションを鳴らした
のですが誰も気づかなかったそうです。
そして児童自らの判断で窓を開けてバスから降り、別の運転手に保護されました。
児童の冷静な判断と機転がなければ危険な目に遭っていたかもしれません。
小さいながら本当によく頑張ったと児童を賞賛したい気持ちです。
今回の置き去りの事案を受けて當銘真栄市長は
「命にかかわる問題。市民の安全のため、今後は降車したかどうかのチェックを二重三重に行わせたい」
と反省の意を示しています。
9月5日に起こった静岡県川崎幼稚園での置き去り事件から約3週間が経とうとしています。
まだその痛ましい事故から時間が経たぬまま同様の置き去りが起こったので
全国のバス運営は真剣に置き去り対策を考えてほしいと願うばかりです。
また児童の置き去りで怒りの声
静岡県での児童置き去りを受け、今回の事案に対して
- 普通の人なら当たり前に気づくのにどうして見落としたんだ!
- これは対策云々ではなく運転手の職務怠慢だ!
と怒りに任せて運転手を責め立てるコメントがありました。
確かにミスをした運転手に対する怒りの気持ちはわかるのですが
個人をボロクソに責めるのは正直意味がないだと思いました。
別の地域でしかも短期間で置き去りが起こっているということは
やはりバス会社の全体的な確認体制に問題がある可能性が高いです。
怒りのまま個人を責めるのは気分はスッキリしますがそれで終わりと
なってしまうので建設的な発言ではありませんね。
人間はミスをする生き物
人間は大小関わらず必ずミスをしてしまう生き物です。
逆に絶対ミスをしないという完璧超人というのはこの世にはいないでしょう。
職務怠慢だと個人を高らかに攻撃している人たちは
自分は絶対こんな大きいミスをする訳がないと思いこんでいるのでしょうが
現実問題どの業界でも重大なミスは起こっています。
むしろそんな人たちが今後大きなミスをするのではと思ってしまいますが…
まず大事なのは気をつけたところでミスは必ず起こると受け入れることだと思います。
その上で点検の仕方を細かくしたり機会を導入するなどして
何重にも対策をしていくことで未然に事故を防ぐことができるようになります。
そして、起こった予想外のミスを元にまた新しく対策を立てることも重要です。
いくらミスを想定しても意外な方向でミスをしてしまうこともよくあります。
それを反省し次に活かしていくという地道な方法でしかミスを防ぐことはできません。
今回置き去りをしてしまった糸満市の市営バスも
まだ事故事案を起こしていない他のバス会社についても
今までの置き去り事故をしっかり受け止めて点検方法や運営の仕方を
改善していってほしいなと思います。