全ての中学校の美術室にエアコン設置を要望していた教員が
学校から懲戒処分を受けました。
要望活動の過激だったことが原因だったようですが
市はエアコンの設置についてはノーコメントでした。
今年も厳しい暑さでしたが、この暑さは今後も続くと思います。
今回の要望活動を機に学校の各施設にエアコンを設置した方が
良いのではないかと感じてしまいます。
エアコン設置を許さない中学校の対応が時代遅れ!
大阪高槻市立第二中学校で美術を教えている好田得二教諭が
高槻市の全ての中学校の美術室にエアコンの設置を求める活動をし
学校から懲戒処分を受けていたことがわかりました。
近年、夏になると必ず猛暑が訪れているので、主張の正当性はあるように見えます。
しかし、
- 勤務先の中学校の印刷機や用紙を無断で使用してチラシを作った
- チラシの中に「愚か者」「高槻の恥」などという表現があった
など過激な活動内容を咎められ懲戒処分になったようです。
確かにエアコン設置を求める活動では少しやり過ぎなような気がしますね。
しかし、高槻市は処分に至った経緯については説明していますが
主張にあったエアコン設置についてはだんまりを決め込んでいます。
これからさらに熱くなってくる可能性もあるのにエアコン設置について
無視するのは流石に時代遅れではないかと思います。
命の危険もあるのになぜエアコンを設置しない?
最近の猛暑は子どもたちの命に関わる危険性があります。
やり方は悪かったもののエアコンの設置を要望した教員の主張は正しいのに
どうして学校や市はエアコン設置について議論を避けているのでしょうか?
私立中学ではエアコンを設置されているようですが、公立中学校が主張のように
エアコンがなかったとするとかなり劣悪な学習環境になっていると思います。
窓だけ開けるくらいしか方法がなければ、集中して授業を聞くことは無理でしょう。
それと、今の小中学生たちは家にエアコンがある環境で育っています。
そんな子どもたちがエアコンなしで授業を受けさせるというのは虐待に近いと思います。
大阪府は教員の要望活動について、「学校運営に混乱を生じさせた」、
「生徒に不安を与えた」と説明していますがそれは本当なのでしょうか?
生徒を不安にさせたのはむしろ学校や市政の対応なのではないのかと思います。
今回エアコン設置を求めた教員を罰した行為は「学校にはエアコンを設置しない」
という意味に捉えられかねない行為だなと思いました。
ニュースを見ていると市や学校はエアコン設置については見向きもしていない
ように見えたので、今回の主張を前向きに受け止めて、生徒たちへ快適な学習環境の
提供を考えてくれるのか心配になってしまいます。
もし時代遅れの事なかれ主義で熱中症で命の危険にさらされる生徒が出るまで
対応しないことにならないよう願うばかりです。
まとめ
今回は、教員のエアコン設置への要望活動についてをまとめました。
市と学校は一刻も早く市の中学校にもエアコン設置を進めるべきだと思います。
対応を渋って死亡者が出てしまったら、愚かだと言わざるをえませんからね。